正体のたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

✨2024年70本目

一家殺人事件の逃亡犯として追われる一人の男。身を隠しながら生きるために働く彼と出会った人々の、その男へ抱く印象は到底殺人犯とは思えない"正体"が存在すると信じていた。そもそも"正体"など存在するのだろうか。周りの人が意味付ける属人化によって、ごく自然な姿が"正体"というミステリーへと転化する。今作のラストではスマホでの生配信で無実を叫ぶという形で、メディアに対するアンチテーゼにもなっている。横浜流星さんの想いのこもった目が素晴らしい。