サラリーマン岡崎

CURE キュアのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
4.5
萩原聖人演じる間宮は抽象的な概念。
映画のタイトルは「CURE」=癒す・治す。
間宮は催眠で人々を殺人者へと導くが、それが彼らを「癒す」「治す」ことになっていたのか…と考えると、
催眠を操る間宮の恐ろしさというよりも、
彼に操られる一般人たちが中で抱えている憎悪の方が怖く見えるから凄い。
間宮はその抱えている憎悪を引き出すために、
「あんたについて聞きたい」と言う。
彼ら自身を覚醒させるために、自分を見つめ直させる…スンと落ちる催眠だ。
そんな自分には出会いたく無い…けど、CUREなのか…。