方眼

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWNの方眼のネタバレレビュー・内容・結末

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2025年”A Complete Unknown”。ノーベル授賞式を法事で欠席した(みうらじゅん説)ボブ・ディランの伝記。1961から1965年まで、子供時代なんかは本人談のとおりケムに巻いてる。天才は近くにいると周りが迷惑するんだなあ。夜中に押しかけて来ても好きだから部屋に入れるがそのあと作曲されて迷惑。バイクでフェスの迎えに来て二人乗りで疾走、モントレーで見事な演奏と同奏者との関係も理解、自分が絶対入れない世界も思い知らされ一緒にいるのはつらい。導入、ウディ・ガスリーへの想いを歌詞にしたため病院で弾き語り、ぐいぐい歌の力で引き込まれる。これ先達への敬意をはらうという本作の映画宣言。ジョーン・バエズとの邂逅。ピート・シーガーのバンジョー、演じるノートンの穏やかな顔つき。ラジオ教育放送でのセッション。黒で固めたジョニー・キャッシュ、酔ってて車ガンガンぶつける。アル・クーパーのオルガン、カッコいい。KINKSの曲。クレジットではMaria Muldaurも出てくるがわからんかった。全部歌い切ったシャラメさん製作も兼務。
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