このレビューはネタバレを含みます
分かっていても…
【感想】
最初に言っておきますが、映画館で見ると、きっと後悔します。
涙がヤバいって。
過去に戻って何度もやり直すが、肝心なことだけは変わらないという現実に虚しく思える。
また、一つ一つの選択によって人生が作られていることも同時に知ることができました。
言葉選びの選択、行動の選択、意志の選択。
人生は様々な選択で成り立っていて、どちらが正解かも分からなく、生きることへの難しさ。
極端だが、死なない選択肢よりも、幸せを選んだ彼の人生は、かっこいい。
幸せなら、正解か、不正解か、なんかどうでもいいのかもしれない。
松たか子。
過去に戻って若き夫と楽しんでいる姿を多く見せる。
この演出があったからこそ、最後の結末がより感動的なものとなったと感じる。
松村北斗。
低く、か細い声が優しく聞こえ、落ち着く。
あのトーンで手紙を読み上げると、思わず涙が出てしまう。
映画の後半から終盤にかけて、館内は鼻をすする音でいっぱいだった。
どんなに過去を変えても、彼が死ぬ未来が変わらないという事実を分かっていても、泣けてしまう。
理不尽。不可抗力。
涙が出るなら、前もって言って欲しかった。
目を赤くした様子を見られてしまったら、恥ずかしい。
本当にヤバかった。
映画を見るにあたって、ハンカチなどを持参することをおすすめします。
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