ひなたぼっこ

ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男のひなたぼっこのレビュー・感想・評価

3.8
邦題通り独裁者ヒトラーをプロデュースした、ナチ党政権下で宣伝大臣を務め、強制的同一化を推進した実在の人物ヨーゼフ・ゲッベルズの人生を描いた作品。

⚠️史実に基く作品なので若干ネタバレ含みます。

本編が始まる前に、「衝撃映像があります」の字幕。当時の実映像とドラマを上手く重ね合わせてドキュメンタリー的作風でした。かなり調査し歴史に基づいて忠実に作られていた感じでした。ユダヤの人々に対してのあまりにも酷い仕打ちの実映像は思わず目を伏せたくなる程生々しい。これも現実。
今作の主人公ゲッベルズはあまりにも狂人的なシナリオをヒトラーに示す。国民にも戦争へと進むよう煽りまくり熱弁を奮う。しかしある日ベルリンが空爆されたことから事態が一変。徐々に世間の目が非難へと変わっていき、最後はヒトラー総統、そしてゲッベルズも家族ともども自ら命を絶つ…
最後は生き残られた老女の方の訴えの声も。
歴史の残酷さも学ぶことも出来る深い作品。


私個人的なことになりますが昨年6月にFilmarks登録し、おかげさまで今作で500レビューとなりました。フォロー頂いている皆様はじめ御一読頂いた皆々さま本当にありがとうございます。これからもお付き合い頂ければ幸いに存じます。