漫画やアニメにそれほど興味のない私が唯一ハマった作品の1つである『進撃の巨人』。
他にもハマった作品といえば『ベルセルク』と『バガボンド』があるが、こちら2作品は残念ながら物語が完結されていない。
なので、完結して映画にまでなっている本作は私の中では別格。
2023年に放送されたアニメの最終話が144分の長編映画になって劇場公開された本作。
もうね、めちゃくちゃ最高だった。
とにかく、音響と作画が完璧。
公式HPにもあるように、林祐一郎監督自らの指揮による本編カットのブラッシュアップに加え、5.1chサウンド音響による144分の長編映画として制作された本作。
もともと映画並みの映像だが、それを更にブラッシュアップして劇場の音響が加わるわけだから、良くならないわけないし物凄いど迫力。
特に地鳴らしのシーンは地響きの音が振動となり、空気まで揺れている感覚になってめちゃくちゃ怖かった(笑)
「今、最高にカッコつけたい気分なんだよ」
何度見ても泣けてくるハンジさんの最期。
周りからすすり泣く声が聞こえてきたのもあってか、アニメ版を見た時は泣かなかった私も思わずもらい泣きしてしまった。
ミカサとリヴァイによるエレン討伐シーンは、まさに大作のクライマックスに相応しい。
有名な「いってらっしゃいエレン」のセリフと同時にミカサがエレンを倒す場面。
エレンを倒す直前に微笑むミカサを虚ろ気な表情で見つめるエレン。
そして、ミカサとエレンがキスをする場面は静謐で美しく、アニメ史に残る名シーンと言っても過言ではないだろう。
追加映像の進撃スクールカーストのシーンも良かった。
映画館の掃除をするリヴァイの姿が可愛くてほっこり。
終始完璧な出来で、とても満足感の高い作品だった。
終わってしまったのはとても寂しいけれど、原作をまた1巻から読むことにしよう。