無性に馬鹿らしい映画が観たいと思っていた時に「アーメンダブツ!」というキャッチコピーに目が釘付けになってソッコー観た。
自動車事故で両親を失い、傷心のまま中国を旅する信心深い神父のダグ。
しかし彼は旅先で謎の忍者に追われる謎の女性から、恐竜の牙の化石を渡される。
それは、人間を恐竜に変身させる牙だった…(なんのこっちゃw)
めちゃくちゃアホらしいB級映画を想像して見てみたらこれがマジ最高(笑)
爆笑しすぎて腹筋痛いし目尻に皺できそうでそっちのほうが心配。
なぜ神父が恐竜に変身するのか?
なぜ中国に忍者がいるのか?
なぜ忍者は恐竜神父と闘うのか?
なぜ?何故?なぜ?だらけの本作。
その疑問は本編を前にすれば些細なものにすぎない。
肝心の恐竜がリアリティの欠片もない着ぐるみだろうが、バリバリの忍者が中国人だろうが、わかりやすい血のりとマネキンで作った人体損壊描写だろうが、そんなことはどうでもいいのである。
そう、面白ければなんでも有りなのである(笑)
このとおり馬鹿らしくてヤバい作品ではあるが、じゃあ駄作なのかと言えばそういう訳でもない。
本作をコメディ映画として見れば一気に面白さに変わるし、実際めちゃくちゃ面白い。
人を選びそうなB級映画だが上映時間も1時間ちょいと短いので、もし1時間ちょいを棒に振ってもいいと思えるなら見ても損はないかもしれない…(笑)