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ファーゴのdecoppachiのネタバレレビュー・内容・結末

ファーゴ(1996年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

曲者しか出てこない。
でも世の中曲者だらけなのかもしれない。

と思わせる一作。
それもこれも、もしかしたら最初のテロップのせいなのかもしれないけど笑
まさかあれがトラップだとは。


とにかく登場人物たちが曲者のデパート。
あらゆる曲者登場。
おもしろすぎた。
funny faceことスティーブ・ブシェミのfunny faceとしか例えてもらえない小物感とか
婿の方のランディガード演じたウィリアム・H・メイシーのおとなしい人ってこうきれるよねって言いたくなる感じとか
全編通して最高だったけど、
特に途中でマグドーマンド演じる署長のマージから実行犯たちの聞き取りをされてる娼婦の女の子たちの絶妙な、絶妙な受け答え。
もうあの笑顔とかyeahの時の揃い方とかもうすごい。
あのシーンだけ何回でも見たい。笑
あとマグドーマンドの相棒の人も個人的に好き。
地方の捜査官って感じ全く緊迫感がない。
せっかく渡したコーヒー全部捨てられてるし笑

ヤナギダのシーンはなんなんや、と引っかかってたけど、ラストの流れの直前だし絶対意味あるなとおもってたらミネソタナイスの振る舞いを目の当たりにしたマージが視点を変化させる暗示、だそう。
……もうちょい考察が必要ですね。

できればもう一回見ないとちょっと考察が進まなそうだけど、人がばちばち殺されてくのを見てちょっと気持ち悪くなったから(スプラッター苦手)しばらく保留。
追記できる日は来るかな。


しかし…
おじいちゃんもお母さんも実行犯たちに殺されて、お父さんは自分を置いてトンズラしたうえに黒幕で、息子くん救いがなさすぎて胸が痛んだ。。。
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