decoppachi

4ヶ月、3週と2日のdecoppachiのレビュー・感想・評価

4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)
4.4
8年ぶり2回目の鑑賞。
色褪せない。
昔よりガッカリするポイントあるかと思ったら全くない。
良作。

ど頭から見てる人をフルスピードで置いていく。
セリフは本当最低限で衣擦れの音の方が多いんじゃないかって感じな無駄のなさだけど、こっちの心に、ん?って引っかかるワードが散りばめられてる。
ピルとか、借金、とか。
題名を含め自分が引っかかっていた彼女たちの焦燥感の理由がぶぁっと回収された時の爽快感と
それでもなおやっぱりこっちを置いていき続ける展開。
その全てをのぞきみしているような感覚のカメラワーク。
そしてやっぱりセリフの無駄のなさ。

もう全てが素晴らしかった。

8年前と唯一変わった点は、
オティリアが恋人の家でのパーティに出させられてる時の封建的な感覚のおじさんおばさんに囲まれて
すっごいイライラが溜まるシーン。
むかしはオティリア以上にイライラしてみてたけど、今回は笑えた。
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