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The End(原題)
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『The End(原題)』に投稿された感想・評価

sonozy
3.0
『アクト・オブ・キリング』『ルック・オブ・サイレンス』のジョシュア・オッペンハイマーが監督・共同脚本を務めたポストアポカリプス×ミュージカルな作品。

T.S.エリオット『四つの四重奏』からの引用で始まります。
The houses are all gone under the sea.
The dancers are all gone under the hill.
家々はみな海の底に沈んだ。 踊り手たちはみな丘の下に消え去った。

大規模な気候災害が地球上の生命を襲ってから四半世紀後。
唯一の生き残りと思われる裕福な一家(両親と息子、執事、友人、医師の6人)が、塩鉱山の奥深くにある豪華なシェルターで暮らしている。だが、ある日、生存者の一人の若い女性が出現し、安定を保ってきた生活が一変していく。

出演者はあえて?名前は出てきません。歌いそうにないイメージのキャストが多いですが、みなさんいい味の歌いっぷりです。
母: ティルダ・スウィントン
父: マイケル・シャノン
息子: ジョージ・マッケイ
友人: ブロナー・ギャラガー
執事: ティム・マッキナリー
医師: レニー・ジェームズ
若い女性: モーゼス・イングラム

まず、ロケーションが素晴らしい。(監督のインタビューによるとシチリア島の塩鉱山にセットを組んだようです)定期的に空気が送り込まれるチューブの動きなども。

父と息子は、歴史に関する本を執筆中。
息子は見たことのない地球(地上)の歴史をジオラマに再現するのにも夢中。
母は膨大な名画のコレクションの飾る位置を変えることで季節感などを感じようとしている。
家族の一員となっている3人。絶品ケーキを作るゲイらしき執事、長年の友人で息子を我が子のように愛する女性、そして眠れない母や友人に薬を処方したりする黒人の男性医師。
プールでの水泳、保安のための射撃の練習、緊急時の訓練も定期的に行うなど、この地下生活を維持するためのルーティンが繰り返されいる。

豪邸、インフラ、食料が完備された地下生活を送っているその裕福さは、やがて父が行っていた仕事によるものだと見えてくる。

若い黒人女性の出現で、まず息子が、そして両親、友人...らの心情が揺さぶられ、それぞれの自己欺瞞や本音、罪悪感や自省..があぶり出されていく。

ミュージカルシーンは前半がやや多めかな? 歌うことで、彼らの自己欺瞞やトラウマを隠しこむような役割を担っている気がします。

そこまでハマらなかったものの、現実への警告をユニークなアプローチで図ろうとしている作品でした。
2.0
【アクト・オブ・キリングの監督10年ぶりの新作がSFミュージカルだった件】
動画版▽
https://www.youtube.com/watch?v=6Upo6jyxn_0

『アクト・オブ・キリング』の監督が10年ぶりに映画を作ったと話題となったのだが、それが問題児収容所でお馴染みサン・セバスチャン国際映画祭送りとなり「あっ察し......」となる。

とはいえ、10年前フランス留学中にアンジェの映画祭"Festival Premiers Plans d'Angers"での『ルック・オブ・サイレンス』上映回でジョシュア・オッペンハイマーに質問した身としては思い入れのある監督だったので観てみた。なるほど、これは結構重症だ。

環境破壊により人類が地上で暮らせなくなった世界。ブルジョアの一族は鉱山の奥地に領土を作り、20年近く暮らしていた。そんなある日、鉱山にて黒人の少女を見つけ、秩序が少しずつ乱れていく。

てっきり、コロナ禍を描いた作品なのかなと思ってインタビュー記事を調べたのだが、構想自体は前からあったらしい。インドネシアをフィールドワークしていた際に、シェルターを所有する男と出会う。その男が車より価値があるからと高級時計を纏っている様から国の腐敗度を現地民の腕時計で図れるのではといったアイデアが生まれ、本作にも反映されているとのこと。

とはいえ、本作のプロットはサブスクやレンタルビデオ屋の片隅に佇んでいるチープなSFサスペンスであり、90分程度で終わるような内容をミュージカルにしてしまったがために2時間半近い長尺となっている。ジャンル映画的な大きな事件も少なく、登場人物は多いわりに関係性のエピソードがどれも面白さを感じずかなり厳しいものがあった。

一方で2点興味深い点がある。

まず1点目は、ロケーションが良い点だ。鉱山の中で撮影が行われているのだが、崖の対岸からロングショットで撮られるように手数が多く、鉱山空間にワクワクドキドキ感を与える演出は冴えていた。

また、このブルジョワ一家は絵画作品を多数所有しており、たとえばクロード・モネの「散歩、日傘をさす女性」が飾ってあるのだが、明らかに贋作っぽい、いや観光地で売られているお土産用贋作絵というよりかはAIに描かせたような人工的な色味となっていた。また、アルバート・ビアスタットのような映え風景画が多数展示されていることから、ホンモノの景色、かつて自分たちが暮らしていた地上への羨望。そして長い時間が経ってしまい、ホンモノとはかけ離れているが、当人はそれを本物と見なして祈りを捧げる表象となっていたのが興味深かった。

タルコフスキーが『惑星ソラリス』でブリューゲル「雪中の狩人」を引用し望郷を表現した演出の応用例ともいえる描写には唸らされた。とはいえ、初長編監督でSFミュージカルは無理しすぎである。
トロント国際映画祭にて。

衝撃的ドキュメンタリー「アクト・オブ・キリング」「ルック・オブ・サイレンス」のジョシュア・オッペンハイマー監督がディストピアミュージカルを撮るというので制作前から期待していた作品。

外界を遮断してシェルターで地球の最後を迎える裕福な家族の話。
どんな作品になるのか想像がつかなかったが好みのやつだった。
ティルダ・スウィントンとマイケル・シャノンが夫婦役、その息子役にジョージ・マッケイという贅沢な配役。この三人ミュージカルもやるんだ…という驚き。
(後から気づいたがジョージ・マッケイ過去にミュージカル映画やってた)

鬱映画になりそうな設定だが意外とそうではなく、シェルターで産まれ育った息子は無邪気だし、両親は開き直ったか割りきって覚悟したか、地球が終わりに近づくきとに対して悲壮感はあまり感じない。自分たちが気候変動の原因の一端を担っていたかもしれないと自覚しても、気候の変化は長い歴史のなかで常にあったと理由をつける。

なぜ彼らはこんな世界で自給自足できるのか、金があっても意味がなくなってしまう世界なのに?といろいろ疑問はあるが、そういう細かいところをすっ飛ばしたディストピア・ファミリー・ドラマ(ディストピア・サバイバル・ドラマではない)と思って観ると普通に楽しい。

鬱設定なのにふんわり仕上げ。もっどダークで残酷で救いのない話でも良かった気がするがこれはこれでアリだと思う。

『The End(原題)』に似ている作品

ゴッズ・クリーチャー

上映日:

2023年12月22日

製作国:

上映時間:

100分

ジャンル:

3.4

あらすじ

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