「愛の調べ Song of Love」は1947年のアメリカの白黒映画。主演はキャサリン・ヘプバーンで作曲家ロベルト・シューマンの妻で名ピアニストのクララ・シューマンを演じる。他にフランツ・リストやヨハネス・ブラームスらも登場し当時、音楽史でも稀有な音楽界の巨人たちが同時代で活躍する様子を見るだけでも楽しい。ヘプバーンは当時30歳という計算になるが少女時代から晩年までを好演。ヘプバーンは本映画のためにピアノの特訓をしたが、手の撮影はエルヴィン・ニレジハージのものが、サウンドトラックはアルトゥール・ルービンシュタインの演奏。