アラビアのロレンス／完全版ののどあめのネタバレレビュー・内容・結末

キネ旬のオールタイムにあったので。

冒頭のロレンス死亡から時間が遡る形で語られるのが新鮮。
最初は「変人」で、軍人らしくない言動とカリスマ性でアラブの人々の心をつかんでいくし、その倫理は祖国への忠義よりも上位にある。
しかし後半になるにつれて、それらを支えていた純粋性が殺人を契機に砕かれていく。
帰国しようとするが、上官（将軍）に諭され、作戦に戻ったり、なにか混乱をきたし分裂していくロレンスが痛々しい。
シンプルな英雄の話だと思っていたので以外であった。