男も女も眉毛細っ!
仲良しのzaokaさんのレビュー読んで気になってた映画。
京都でも上映されてたので観てきました。
兎や雉を狩る話し。
第二次世界大戦前に作られた映画なので、今の倫理観とは違う部分もあって、このリマスター版には注意書きが出てました。
結婚してても愛人が居たりするのは当時の世相を反映してる的な事が書かれてましたが、フランスって今でもあんまり変わらない気がする。
大西洋単独横断飛行を23時間で成し遂げたアンドレは、英雄として祭り上げられていたが不満が有った。
彼の愛するクリスチーヌが出迎えに来てなかったからだ。
実はクリスチーヌはラ・ジュネイ伯爵夫人でアンドレとは愛人(不倫)関係だったのだ。
一方夫であるロベール伯爵にもクリスチーヌと出会う前から関係が続く貴族のジュヌビェーブと言う愛人が居て…、って話し。
前半は本心を隠して平穏を装ってるので少し退屈でした。
登場人物多くて会話に名前が出て来ても、誰が誰だか分からないし。
しかし伯爵が狩りの集まりを開き、そこにアンドレが招待されてからは秘密を皆んなが知っているのに、それを誰も口に出さない、緊迫の会話劇が楽しかっです。
相変わらずフランス人なので誰と誰がくっ付いてるのか分からないくらいあちこちでカップルが居るし。
更に男女関係だけでなく主従関係でも心酔してる人が居たりで、本当に先が読めない展開。
狩りに集まった人々の群像劇でした。
狩りのシーンは召使いが獲物を追い立て、貴族たちが仕留めるんですが、多分本当に兎や雉を撃ち殺してる。
今ならこんなシーン絶対無理だろうし凄い。
ラスト、ドロドロの人間関係を清算する事になるんだけど、かなり意外な結末。
もっと悲劇的になるのかと思ってたけど、あの伏線は意味なかったのか?
貴族にとって"事故"とは万能の言葉。
*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2025年1月11日
鑑賞回:15:10〜17:00
劇場名:出町座
座席情報:BF D-5
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:106分
備考:招待券
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