「ダイ・ハード」シリーズの第2弾。またまたクリスマスにテロリストと戦うことになったジョン・マクレーン刑事の奮闘が本作も光ります。
なぜクリスマスにテロなんだと突っ込みたいところではありますが、そこは映画ですから度外視していきましょう。まぁ、クリスマスムービーなんですよ。本シリーズのファンなら周知されてることですから。
一応、前作の続きもんですが、マクレーン刑事にある変化がありました。それは等身大のヒーローから、スーパーマン的なヒーローになってたことです。普通のおっさんの領域ははるかに超えてると断言できます。
冒頭、妻ホリーを迎えにきたマクレーン刑事は空港にいました。そう今回の舞台はワシントンの空港なんです。スケールは前作を凌いでます。
相手は国家への裏切り行為を画策するテロリストたちで、彼らのボスであるエスペランザ将軍を解放することが要求でありました。
そのためテロリストは空港の管制塔を占拠して、多数の航空機に乗る乗客たちを人質にしたのでした。
そこからの展開が大変仰々しいです。
燃料が少なくなった航空機は墜落寸前。滑走路の誘導灯がつかない状況でマクレーン刑事は燃料に炎をつけ誘導灯代わりに。
テロリストたちが乗客が乗ってる航空機を墜落させたり。
離陸する敵の航空機を爆発させたり。
そこまで大袈裟にしなくてもと思わざるを得ませんでした。
まぁ、それもこれも飛行機に乗ってる妻を救うためです。妻との再会を果たしたラストシーンも見ますと、ハッピーエンドなのは気持ち良いもんです。
ストーリー展開も早くて面白いのですが、超人になったマクレーン刑事が引っ掛かります。
後は、前作のアラン・リックマンのインパクトが強すぎて…。悪役のスケールダウンも寂しいところです。
それでもブルース・ウィリスの孤軍奮闘ぶりは見てるだけで楽しいです。それなりの面白さはあります。