『エンドレス・サマー(1966)』から30年。
ブルース・ブラウン監督が再び南カリフォルニアの2人のサーファーと最高の波を求めて2年間の旅へ。
オープニングは、世界中でサーフィンを楽しむ様々な人たち(犬も!)が登場。
中でも極寒のアラスカで多数のグリズリー!のそばを歩きながらポイントに向かう2人の男が面白い。
今回旅する2人。『エンドレス・サマー』を100回は見てるという20歳のパットはやんちゃなショートボーダー。一方、26歳のウィングナットは、トラディショナル・スタイルのロングボーダー。
キャラもサーフスタイルも違う二人は、『エンドレス・サマー』の主人公の一人、48歳になったロバートがシェイプするボードを受け取り、ロバートと共にコスタリカ・タマリンドへ旅立つ。
バーで出会った厚底メガネ男のお勧めで彼の水上飛行機(運転が乱暴すぎる。笑;)でシークレットポイントへ。
フランスではシトロエン2CVのオープンカーにロングボード乗せて、レジェンド トミー・カレンの住むビアリッツのビーチへ。
そこは、水着を外したオッパイ女子が多数。パットはニヤニヤ&目のやり場に困りつつ、トミーから「振り返るな/二度見するな」(笑)というビーチマナーを教えてもらう。
ケープタウンへ。象やキリンに遭遇し、ダチョウに乗ったり、砂漠を歩き『エンドレス・サマー』で登場したパーフェクト・ウェイブを確認しに行ったり、ショーン・トムソンとズールー族唯一のサーファー(なんと泳げない!)と一緒に波乗り楽しんだり、借りた手作りバギーに乗って、自然のライオンがいる場所に行き車を囲まれ怖い目にあったり(荷台に積んでいたウェットスーツは噛みちぎられた)。
更にフィジーではカヴァの儀式(泥水のような飲み物カヴァを器で回し飲み)を体験。※私も飲んだことありますが、不味い!(笑;)
オーストラリア・ブリスベンでは、元気あり過ぎおじさんナットに激流ラフティングやら、海水クロコダイルが現れる場所へ連れ回されたり(笑)。
バリ島ではレジェンドのジェリー・ロペス、レイアード・ハミルトンと過ごし、そしてカリフォルニアに戻る。
いかにも手作りな感じだった『エンドレス・サマー』に比べ、水中カメラマンによるスリリング&美しいサーフシーンや、サントラもレベルアップした、サーフトリップ・ムービーです。