最近、「ミスターガラス」が評判ですが、私はM・ナイト・シャマラン監督の作品を一本も見てないので、おそらく一番有名であろう「シックス・センス」を見てみることにしました。
なるほど、こういう作品なんですね。
「事前情報を何も入れずに見るべき」とのレビューを見て、素直に情報無しで見始めましたが、オチに関しては序盤でほぼ察しがついてしまいました。
おかげで、初見なのに「答え合わせしながら見る」みたいな見方になってしまい、この作品最大の魅力であるはずの鮮烈な驚きを感じられなかったのは、ちょっと残念でしたね。
とはいえ、ホラーと見せかけてドラマ、と見せかけてさらに…という展開や、違和感なく伏線を張り巡らせラストに繋げるあたりの脚本は非常に巧みで、見ていてある種の気持ちよさがあります。
ツボを押さえたホラー演出が作品のテンションを終始高く保ち、それこそ、100分はあっという間でした。
ヒットしたのも頷けます。
印象としては、キャストや演出も良かったですが、特に脚本の上手さで魅せる作品だったな、という感じ。
素直に面白かったです。
シャマラン監督は、本作のあと評価が落ち込んだようですけど、最近は持ち直してるみたいだし、トリロジーだけでも見てみたいなという気になりました。
