【第20回大阪アジアン映画祭　タイ特集部門出品】
うーん、これはちょっと厳しい。迫力のある暴力描写、硬派な映像表現、そして俳優さんたちのカッコよさはいいが演出と脚本に起伏がなく一本調子…

正直途中で「いつまで続くのこれ？」となってしまった。130分という尺は絶対にいらない。もう少しコンパクトにまとめて欲しかった。

ただ、タイの刑務所の過酷さってこんな感じなのかという知見は得られたかな。冒頭に「これはフィクションです」という字幕が入ったが、どういう配慮なんだろうか。実際はここまで過酷ではないっていうこと…？作品そのものよりそれが気になって仕方なかった。

• #第20回大阪アジアン映画祭

タイの刑務所、血の気の多い囚人とやる気のない看守──第20回大阪アジアン映画祭特集企画＜タイ・シネマ・カレイドスコープ2025＞。タイで刑務所に収監された青年プアクが刑務所内で幅をきかせる囚人グループからリンチに遭うが、仲間を見つけて復讐に打って出る。画面が『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』くらい真っ暗なシーンが多かった（伝われ！）。昼間のシーンも、ライティングなのかポスプロのカラーグレーディングでそうなるのか、陰影のコントラストが濃すぎて表情が見えづらい。ネオ・ノワール調といえばそうだが、私はコレ系の画面まったく好きじゃなくて、それでなくとも展開がまどろっこしくスクリーンを見ているのが辛くなってきたので鑑賞放棄してそこそこの時間寝た。後悔はしていない。

看守たち、抗争があるたびに怒って囚人たちをペシペシ叩くのだが、そもそも監視とか抜き打ち所持品チェックとかもう少しちゃんとやればいいのに。

音楽はノリノリだった。

ぐぬぬ…リサーチせずにタイトルだけで見た手前なんもいえないですけど…😢
📍oaff2025