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Timestamp(英題)
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『Timestamp(英題)』に投稿された感想・評価

Omizu
2.0
【第75回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品】
ウクライナのカタリナ・ゴルノスタイ監督のドキュメンタリー映画。ベルリン映画祭コンペに出品された。

ウクライナのドキュメンタリーというだけでコンペ入りしたのかなというのが第一印象。戦時下のウクライナにおける教師と生徒の営みを映した作品だが、特に新しさもなく退屈してしまった。

もちろんこのテーマは重要。しかしテーマは作品を正当化しない。その典型のような作品に思える。教師と生徒の交流、それぞれを映しているのだが、ただ事象を撮っているだけで深いところまではいかない。

切り口はいいのに撮り方が凡庸すぎる。特集でワイズマンを最近観た身としてはそこが気になった。ものを撮って、そしてその内側までしっかりと映し出すのが優れたドキュメンタリーだと思うのだが、本作では外側しか分からない。

社会派なベルリンらしい作品とは言えるかもしれないが、これで2時間超えはちょっと厳しい。どんなに正しいテーマでもつまらなければ意味がない。凡庸なドキュメンタリーという感想しか浮かばなかった。
[ウクライナ、戦時下の学校教育について] 60点

2025年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。カトライナ・ゴルノスタイ(Kateryna Gornostai)長編三作目。2023年3月から2024年6月にかけて、ウクライナ全土の学校とその関連施設/関連人物を撮影した映像を並べ、戦時下ウクライナにおける学校教育の在り方と未来をモザイク的に構築していく一作。とにかくシェルター関連の描写が多く、授業中やテスト中でも警報が鳴るとすぐにシェルターに入ることが徹底されている。高校生たちはシェルターの中で先生とカードゲームをしていて、そういった一連の行動が日常化していることを窺わせるのが辛い。小学校低学年の生徒たちには"爆弾付きのぬいぐるみやボールは触っちゃダメ"と教えるのとかも辛い。年齢が上がると戦場へ行くことが現実化してきて、授業で射撃訓練があったり、OB訪問のように軍人が来たり、旋盤などを使った職業訓練のような時間に前線で鉄柵として使用する鉄棒を加工したり、ドローンの研究やシェルターを活かした新しい家の設計をしたり、かなり実践的になってくる。学校の横で授業の一環のような形で軍事訓練を行っていたのは、そこに女子生徒もいたのも含めてHeiny Srour『The Hour of Liberation Has Arrived』を思い出した。前線や国境に近い地域でもオンラインを通して教育は行われており、ある教師の家では教師の部屋で生徒たちに講義しながら、別の部屋では教師の子供が別の教師の授業を受けているというシーンがあったり、青空教室オンライン版のように屋外の黒板を使ってオンライン授業しているシーンがあったり、とにかく戦争によって教育機会を奪わせてはならないという思想が徹底されているのがパワフルだ。終盤で登場する、リトアニアの資金で建設中の高校がまだ骨組みのままで放置されていることに学生や教師陣が抗議してる一連のエピソードはまさにその思想が学校サイドだけでなく当事者全体に共有されていることが分かる。クリミア併合やドンバス戦争から既に10年が経過しており、現在高校生の子供たちも当時8歳とかだったと話していたのも印象的だった。ただ、基本的にいつまでも続けられる題材で125分は流石に長く感じられ、90分くらいにまとめられないのはちょっと残念だし、途中で何度か変な音楽が付いていたのも気になった。
Berlinale’25 にて鑑賞
今回映画祭で観た作品の中で一番印象に残ったのがこれ

戦時下のウクライナ、首都キーウから前線に限りなく近い都市まで各地点の教育現場の現状を映し出したドキュメンタリー

何気ない授業風景から一変してサイレンが鳴ると一斉にシェルターに移動する 避難中も授業は継続する 警報が解除されるとまた一斉に教室に戻る シェルターの下と地上 二つの世界の二重生活にため息をつく教育者と生徒
まだ理解度の低い低学年には歌やフラッシュカードで反戦や爆弾の見分け方を教える 子供達の無垢な眼差しが心を痛める
前線にほど近い学校は爆撃の影響で最早校舎としての体を成していない それでもオンラインによる青空教室は継続される
卒業式はオンライン開催になった 卒業生代表の彼女はPCの前で学友への別れを告げ、未来への希望を述べる 式はあまりにもあっけなく終わった "また会う日まで" 彼女は涙を流す この先に対する不安なのか、本来送るはずの日常生活が奪われたことへの悲しみなのか怒りなのか、私には到底理解することができなかった
卒業パーティーのためのダンスレッスンの授業では男女が照れくさそうにペアを組むし、恋愛だってする、シェルターでカードゲームして盛り上がったりする、大切な人を失ってもそれでも生活も人生も続く

いかなる状況でも教育の機会が奪われることがあってはならない そういう教育者の信念みたいなものを感じたり、スクリーンに映し出されている全てのシークエンスは「この世界の片隅に」であり、「そして人生はつづく」でもあるんだなとぼんやり考えさせられた2時間だった