【私は盲目であったが今は見える
ーヨハネ第9章25節ー】
誕生日祝いに、弟からCRSという会社が運営する『ゲーム』の会員権を貰った投資家のお話。
無性に観たくなって探したら、近くのレンタル屋さんにもサブスクにもなく、買おうかなと思ったらBlu-rayもなく、DVD中古でもいい値段が付いていて買うに及ばず、少し離れたレンタル屋さん(在庫検索して行った店は、在庫上はあるのに商品がなく、30分くらい店員さんが探してくれるもパッケージしか出てこず)、さらに離れた2軒目でなんとか発見して鑑賞。
どの展開もいちいち上手いし、監督ならではのシンメトリーな映像もスタイリッシュだし、緊張感を煽る効果音も雰囲気満点だし、何よりオチを知っていても、ラストのやられた!感は、なかなか他の映画では味わえない感覚だった。
最後に『ゲーム』の金額をやり取りする話が出てきたけど、数千万規模なのかなと。
何も知らずに本当に『ゲーム』に参加したら(してみたい)、主人公のマイケル・ダグラスが感じたキャッチコピーが示すように、
【私は盲目であったが今は見える】
を経験出来る気がする。
それにしても、フィンチャー監督の映画はどれも、物語を反転させて考えさせる作りだなぁ。