たかちゃん

花のお江戸のやくざ姫のたかちゃんのレビュー・感想・評価

花のお江戸のやくざ姫(1961年製作の映画)
2.8
工藤栄一美学は見られないが、ひばりの魅力を引き出すことには成功している。ひばりが若衆姿で名刀を奪った悪人の狙いを町で調べ、上様の前で姫の姿になって悪事を告発する。要するに遠山の金さんと若様侍なのだが、シリーズ化にはならず。ひばりがなぜ町で自由に諜報活動ができるのか、その辺は省略されており、堺俊二のようなコメディリリーフがいないのが物足りない。徳川無声ではちょっと重いのだ。それと、ひばりの時代劇にありがちなのだが、悪人の個性が乏しく、弱っちいのだ。
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