映像制作会社に勤める原ハルカの周囲で、⽬に⾒えない異変が静かに広がり始めた。同僚の穂花が熱⼼に追うネットミーム──2025年7⽉5⽇、午前4時18分何かが“起きる”という噂。偶然か、必然か。その⽇はハルカの誕⽣⽇と重なっていた。そんなある⽇の深夜、⽞関がドアノブを狂ったように回し続けられる⾳を聴く。恐怖を覚え動けずにいるハルカ。その後もたびたび深夜の不気味な訪問者に悩まされ、疲弊してゆくハルカは仕事の合間にTikTokで⾒つけた⼀本の動画。そこに映っていたのはハルカの部屋。そして…布団に中に潜り込む“誰か”の姿が映し出されていた。時間は静かに──確実に──あの刻限へと近づいていく。7⽉5 ⽇、午前4時18分。その瞬間、ハルカ、そして世界に訪れることとは⼀体︖
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