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世界最速のインディアンのoliveのレビュー・感想・評価

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)
4.8
もうサイッコー!大好き、痛快で優しくて熱くて嫌なことが全然なくて凄くいい。
途中メモしておきたい含蓄のある言葉がたくさん出てくる、悪い人は出てこない。
バートは相手が子供だろうとオネエだろうとインデアンだろうと全部同じスタンス、どんな相手も決して蔑んだり軽んじたりしない。偏見を持たないようにしているのではなくてそもそもそういうことがない、そこが見ていて心底惹かれる所だ。そういう人だから周りもそれに巻き込まれて応援せずにはいられなくなるのもありだなぁと思わせる。
「日の名残り」「ファーザー」と同一人物には決して見えないアンソニー・ホプキンス、存在感は圧巻。どこか怖い、不気味というような印象があったけど演技力の賜物なんだ。バートの笑い声がもうものすごく良くて笑う度にこっちがニヤけてしまった。
お隣の少年が可愛くて賢くて、そんないい子育ててるだけあってパパママも最高。
いい人ばっかり出てくるのに薄っぺらくない、なんて素敵な作品を作るんだ、もう。
これが実話というのだから参った😳
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