SSFF&ASIA2025

アニメーションで描かれる戦争。7分半。


絵自体は子どもの落書きのようで、でもある意味リアルで残酷で。
と思ったら、これ、ロシアとウクライナで起きている戦争勃発の1ヶ月後くらいに現地の子どもが描いた絵。
それを知って、その残酷さはより現実味を増して、ただただ辛くなった。

物語の始まりと終わりは、青と黄色を基調とした色味の絵なんだけど、きっとこれはウクライナを意味していたんだろうなと後から思った。

• #ちょめろ短編2025
• #SSFF2025

SSFF&ASIA2025にて。

少し長いと感じながら観たが、使われた写真や絵がリアルなもの（当事者たちによるもの）であることを最後に知ってびっくり。

上映後の赤十字の担当者へのインタビューで聴いた話によると、監督はロシアを明確に非難する言葉を入れていたそうだ。映画祭で上映するにあたって赤十字としては中立の立場をとる作品しか選定できないとのことで、交渉を重ね、調整が行われたとのこと。

戦争をテーマにした作品は、背景知識がないと理解しにくいものもあり、しかし、赤十字としては中立、というのもわかるし、作品を世に出すこと自体にもさまざまな葛藤やドラマがあるのだと知った。