大好きな俳優「入江崇史」さん主演のショートムービー『DISTANCES／何処にも行けない』を、Short Shorts Film Festival & Asia Online Grand Theater にて鑑賞。

入江崇史という俳優は本当に台詞が少ない。本作も20分のショートムービーとは言え、ほぼ出ずっぱりなのに全部で二言三言しか喋らない。ほぼ背中で見せるような演技が彼の持ち味であるのだが、そう簡単なことではない。その渋さが好きなのだが(笑)。

この男の過去に何があったのかはわからないが、何らかの罪を負って服役した後、社会復帰を目指していた岩井(入江崇史)の唯一の話し相手のホームレスが殺される。

現代社会における『時計じかけのオレンジ』のような設定の中で、岩井が取った行動とは…

ラストシーンの岩井のアップは、なにか『戦場のメリークリスマス』のタケシのような余韻。

本作がなぜホラープログラムにカテゴライズされてるのかは謎？

https://app.lifelogbox.com/shortshortsonlinegrandtheater

つまんない
あんまりショット単位で惹かれるものがないのに、長回しが多くて退屈
「映さないこと」を長回しでやることの難しさを感じた。


・出所しても居場所のない男と ホームレスの男性を何となく「可哀相」で繋げて、何となく社会の暗部を覗いているような感じにはなっているが、短編の割には風呂敷を広げすぎてちんぷんかんぷんに。

・銃の場面でブラックアウトも正直ださい


・ブランコはいい。動きがほとんどない映画の中で、最も機敏に激しくフレームをインアウトしていく。諦観がよく表されていた。

『パリ、テキサス』を彷彿とさせる。
このブランコは『生きる』か？
画作りがとても良い。
ホラーカテゴリにあったから思っていた展開と違ったけど良作だった。

• #SSFF2025