アイルランド映画祭にて。

同名の小説が元になっているみたい。
ロンドンを離れてアイランドに戻ってきた夫婦の日常から少しずつ見えてくる二人とその周囲の人々の事情と感情。

悲劇的なことが起きても特にドラマチックに描くわけではなく、淡々と生活を写す。

太陽が昇り沈んでいく、雨が降り、草が育つ、羊たちは丘に、人は生まれて死んでいく。
すべてが自然のリズムで神聖なもの、それぞれをリスペクトして、そして最期は日が昇る姿が見えるように…。

好みではなかったが、良い映画だったと思う。

アイルランド映画祭2025にて。

美しく、静かに、でも心に確かに何かが残ったわ。

80年代、北アイルランドの湖畔が舞台。7年ほど前にロンドンから移ってきた夫婦を中心に、彼らの家に集う近所の老人らとの関わりを、四季を通じて描いていく。農耕作業や結婚式、葬式といったイベントも通過する。夫婦は合槌程度の穏やかな性格で、静かにバッハやシューマンのピアノ曲、小鳥の囀り、蜂の羽音、葉擦れなどを拾って、進む。

四季の織りなす風景は非常に美しく、それに添えられる主人公の文章が心地よい。しかし田舎万歳というのでもない。彼らは常に幸せか自問しており、長く居ても余所者感は残る。ロンドンとの繋がりも捨て切れない。そんな思いをセリフではなく、長回しの風景や視線で表現していく。静かだけれど、変化や決断もあり、飽きることはない。

きっと観客が、自分の故郷や人生を重ね合わせ、想いに耽るための作品なのだろう。

ハワイフェスで賑わってた恵比寿の
映画館で観てきたアイルランド映画

穏やかで美しい映画
昭和みたいに
突然の客でも嫌な顔しない優しさ
まるでドキュメンタリー

「ロシアの小説みたいに来る」
みたいなセリフに吹いた

北欧みたいに落ち着いてるが、
表情は北欧よりも英国よりも明るい

特に聞き上手な作家役の
素晴らしい好演
元○○と知って納得
何でもできる作家の好感度アップ
知的な顔もいい

大変美しいロケ地に
癒された