ミサホ

チャーリー・ウィルソンズ・ウォーのミサホのレビュー・感想・評価

3.6
アフガニスタンに侵攻したソ連軍を間接的にではあるが、撤退に追い込んだ、ある下院議員の話。実話を基にしている。

小難しい話かなと思いきや、比較的観やすいなぁという印象。主演がトム・ハンクス(チャーリー役)そして、ジュリア・ロバーツ。

しかし、本作のジュリア・ロバーツと来たら、似合わない金髪に厚化粧でちょっとヒドイヨ〜💦政治や世界情勢に関心のある富豪の娘って設定はいいのだけど、ジュリアである必要あったかな…と思った。本作、どうしてもトムとジュリアでいきたかっんだね。

チャーリーは、酒に女、時にはクスリに…と決してクリーンとは言えない政治家。事務所で働くのは美しい女性ばかりだ。その中でチャーリーが最も信頼を寄せている秘書をエイミー・アダムスが演じている。

本作の彼女は特に美しい。
知的で有能で気が利く女性を魅力的に演じている。

それから、CIAの職員を演じたフィリップ・シーモア・ホフマン!今さらながら、もうこの世に彼がいないことが残念だ。本作でも輝いていた。

フィリップは『誰よりも狙われた男』でも諜報部員を演じていたし、シュッとした眼光鋭い神経質っぽい人より、彼みたいなもっさりの方がリアルなのだろうか。キモオタ男から仕事のできる諜報部員まで振り幅がすごいね。

このフィリップ演じるガストがチャーリーの事務所を訪ねるシーンが良い。ワインボトル🍾のくだりね。それをキッカケに信頼関係が出来上がる。

チャーリーはパキスタン🇵🇰に協力を求めるため、イスラマバードでパキスタン大統領と会う。チャーリーはそこでアメリカをけちょんけちょんに貶されるのだが、大統領からこうも言われる。「君は性格的に問題あるが、出来ない約束はしない男だ」

こうしてハートに火がついたチャーリーは、アフガン援護のため、奔走する。果たして、ソ連軍の撤退に成功したわけだが、やはりひとりの力だけでは世界は変わらないし、この時の武器供与はその後…。
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