ミサホ

もっと超越した所へ。のミサホのレビュー・感想・評価

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)
3.5
お米の選択で全てが決まる…
あ〜!“あきたこまち”選んじゃったかぁ。そこは“ゆめぴりか”っしょ〜〜!と叫んでしまった。

あれはもういつだったか、わたしは“ゆめぴりか”を食べたときに初めて、「お米の品種」について、深く意識したんだ。それくらい、“ゆめぴりか”の美味しさは他とは明らかに違っていたし、わたしの好みにぴたりとはまったんだ!

あきたこまち…ごめんね。

前田敦子が、冒頭で悩んだ挙句あきたこまちを選んだのと、ラストシーンでやっぱり、あきたこまちを選んだってのは、なんかおもしろい演出だなあと思った。

あきたこまちは悪くないからね。
なんだってわたしは若いときは、あきたこまち一択だったんだから。

でも今はゆめぴりか一択です。

何の話?という感じですが、なかなかおもしろい作品だったな。4組のカップルの苦悩と決断。しょうもない男を引き寄せる女性4人。

どのカップルもわたしから見たら、もうすでに超越した所にいる方々でしたので、外野から、おもしろおかしく拝見致しました。

中でも、婦人科に行ってきたっていう彼女の妊娠の気配にビビりまくるオカモトレイジくん。彼、うまかったな。OKAMOTO'sのドラマーなんだってね。他の役を演じてるとこ見たいな…と思ったくらい。

4人それぞれが別れを告げたあと、いやいやいや…!違うな、自分にも悪いとこあったな…って時間戻して、やり直すくだり。その演出にちょびっと面食らったけど、作品の毛色に合っていた気がして、すんなり観られた。

でもあれはまたなんだかんだ揉めて、あと3回くらいは、別れる別れないを繰り返しそうだね。

恋人たちの揉め事っていろいろだなあ、こんなことで揉めたりするんだなぁ。あと一番クズやなと思ったのは三浦貴大さんでした。もっさりとした体型もクズっぷりを引き立てる不思議な効果がありました。


さて、そろそろお米炊くか!
ミサホ

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