不倫モノ映画を観たくてこれを選んでみたんだけど、不倫というより、単なる一夜の火遊びって感じだったな。
火遊びが本気になって、取り返しのつかないことになってしまった。
本気になっちゃったのは女の方だけで、男は当たり前のように「これは遊びです。ハイ、さよなら」と逃げる。
典型的なパターンだけど、それだけにリアルで見応えはあった。
実はこれは２度目の鑑賞で、昔観た時は、壊れたグレン・クローズが本当に恐ろしくて、以来「グレン・クローズ＝怖い人」のイメージがしばらく拭い切れなかった。
本作は一方的にグレン・クローズだけが悪いような描かれ方をしてるけど、マイケル・ダグラスも冷た過ぎる。
もう少し優しい別れ方は出来なかったんだろうか。
自分勝手な男の本性を見せられた気分で、後味が本当に悪い。
人間なら誰でも持っているであろう狂気。
その狂気を呼び起こさせたのはマイケル・ダグラスの言動だった気がする。
グレン・クローズが哀れだった。
これは若い頃に観た時には湧かなかった感情。
やはり映画は観る年代によって感じ方が違う。
まぁ、とりあえず、この映画の一番の被害者はウサギちゃんかな。
あぁ、可哀想。泣
