ゆみゆみ

白い嵐のゆみゆみのレビュー・感想・評価

白い嵐(1996年製作の映画)
3.8
海洋映画続きで。
1960年。シェルダン船長(ジェフ・ブリッジス)率いる海洋学校船アルバトロス号。そこに集まった少年達の絆の物語。

チャック・ギーグ(スコット・ウルフ)は父の反対を押し切って乗船。
ギル・マーティン(ライアン・フィリップ)は亡き兄の遺影と共に。
ディーン・プレストン(エリック・マイケル・コール)はちょっと粋がる青年。
フランク・ボーモント(ジェレミー・シスト)は裕福な家庭から。
どのほか、トッド、トレイシー、一等航海士のシャイなど様々な性格のメンバーで出航して行く。

海洋学校なのでど素人も含む少年達を船長や医者のアリス、コックや先生などが一人前に育てて行く過程で少年同士の絆を観ることになる。
全体的にテンポ良く進み、人となりを理解していくエピソードが続く。若く血気盛んな少年達の初々しさが眩しいくらいだが、またそれぞれに抱えるトラウトや問題もあり痛々しい。

チャックがマイケル・J・フォックスに、ディーンがジェイムス・ディーンに似てる。どうでもいいけど。なかなかのハンサム揃いで良い。

タイトル通りホワイト スコールに合う。その描写はリアルで、手に汗握った。
やはり山場は後半30分。
男らしい船長は人格者であり、彼らの父親でもあった。その絆の深さを感じて自然と涙がこぼれた。
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