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アレキサンダー大王のsundayのレビュー・感想・評価

アレキサンダー大王(1956年製作の映画)
2.5
アレクサンダー大王の出生から死までを描く。
アレクサンダーは誕生を父王に喜ばれなかった、というのが、意外だった。父を越えようとの想いが最後まで続いた、という描き方だった。

とはいえ、BC334年に東方遠征に出発、としか認識していないので、リチャード・バートンの姿、大王ぶりを見る。1回目寝落ちし、2回目でとにかくも見た。

中学生の時「若き英雄 アレクサンダー大王」という児童書を読んだことがあった。中身は忘れてしまったが読んでる時はすんなり読んだ記憶。その本の挿絵についていたと思われる、そして他の歴史書などでもよく見る、モザイクの横顔、がどうしても大王のイメージ。顔としては、リチャード・バートンはイメージ通りだった。

検索すると、このモザイク画はBC333のイッソスの戦いにおけるアレキサンダー大王、だそう。ポンペイの邸宅・「ファウノの家」の床画としてあり現在はナポリ国立博物館にある。大王が乗っているのは愛馬ブケパロス。父王が存命の頃、荒馬ブケパロスを乗りこなすことのできる人物はいなかったが、荒馬は自らの影に怯えていることに気がついたアレクサンダーは、ブケパロスの向きを変えさせて乗り、以後は愛馬となった、という。

死の場面で後継者たちがうつり、私プトレマイオスは後にエジプトで王朝を開いた、などと言い、え?そうなのと思い調べるとそうだった。クレオパトラで滅亡したプトレマイオス朝だ。

プトレマイオスといい、モザイク画といい、その由来を知るきっかけとなり、映画をみたかいがあった。

1956アメリカ
2022.7.7BSプレミアム

モザイク画はグーグルマップでファウノの家で検索すると見られる! 遺跡にあるのは複製。なんと40年近く前ポンペイに行ってるのだ。ミイラは見たけどこれは見なかった気がする。
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