ぢん子

ミスター・ノーボディのぢん子のレビュー・感想・評価

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)
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ジャケ!ポスター!ビックリした!タイトル検索掛けてスルーして、キャストでヘンリー・フォンダで調べてもスルーして2度見。
おもしろ要素が多くて、コ、コメディ?と思った。というか、面白い。(ファン・フェスタは?)
まだ2作しか観てないけど、粋なストーリーが爽快。時代劇の痛快な作品を観ている感覚。笑い所あり、響く台詞あり、シリアス設定もあり。
こちら、ちょっと演出やら設定が面白すぎて、途中で止めて「リンゴ・キッド」観たくなるくらいだった。止めるのも諦めて観続けると、時代がそうさせたんだろう、と納得させてるけど、どうしても思い出し笑いしてしまう。ラストに向かう30分からストーリーは、どうなる?どうなる?でも、私は腹抱えて悶絶。
音楽が良い、と思ったら、キーがガッタガタの有名な何かの曲みたいになる。テレンスさんがお茶目キャラかと思いきや…お墓に私の好きな監督の名前があるらしく、何をー!と思ってたら、あの作品が好きなのか、監督の演出が好きで「私めも、マカロニ・ウェスタンとやらで創ってみました」、なのか?何アレ?嗚呼、時代がそうさせたんだろう。
「リンゴ・キッド」もだけど、タラちゃん監督の「ジャンゴ〜繋がれざる者」を強烈に思い出す。特に、こちらの方が。何が?と言われると、ちょっと何かは分かりません、となる。なぜ?
タラちゃんが、レンタルバイト時代にたくさんの作品を観たことが、映画オタクなのがそうさせているんだろうな、と思うと、感謝しかない。
色んなジャンルの作品たちを、タランティーノ作品を通してだったり、レンタル・ビデオ時代にタラちゃんオススメの作品たちをどこかの会社が何作も出してみたりして知ったりして、本当にありがとう、としみじみ思う。

1つだけネタバレしたいことをコメントします。NGじゃないの?否、この作品の熱量がOKにしたんだ、きっと。
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