フェミ研ゼミ

独裁者のフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
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新映像の世紀を見て、観ました。
映画って手段なんだ。と改めて感じました。
ただ楽しいとか、面白いっていうのはカモフラージュでなければならない。
辛いことは楽しく、楽しいことは真剣に語らなければ伝わらないんですね。
ラストシーンの演説に、ひどく感動したかと言えばそうでもなくて、それは今という時代が平和だから。あの演説の内容は今では普通の考えなのです。
でも、あの時代では普通ではなかった。そんな内容の演説なんて誰もできなかった。命をかけた言葉でした。
どれ程の人があの演説に救われたのか想像にも及びません。
この平和な時代に生きていて、私は人一人を感動させることすらできなくて、それは、生きるっていう気力が足りないからなのかもしれません。なんとなく生きてる。そんな感じです。敵はと言えば自分でしかなくて、だからウィンターズボーンを観た時もそう思ったんです。
生きねば。
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