そう

新・男はつらいよのそうのネタバレレビュー・内容・結末

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

戦意を喪失させるほどの馬鹿。

確かにプライバシーも糞もない部屋だから現代ならタダでいいくらいだが。背景がうるさいw

美人の涙は美しいねえ。汚い家に美人がいると、そこだけ明るくなる。こんなところにこんな人種がいるはずない、を意図的に作り出す。大した展開はなくてもそのシチュエーションが異常だから見れてしまうのかもしれない。
美女が現れて片想いしたけど男がいるって展開は毎回同じだけど、ヒロインは毎回違う。ヒロインの力で見れてる部分もある。観客にそりゃ惚れるだろって思われないといけないから、ヒロイン役も意外とプレッシャーあると思った。

森川信がとにかく凄い。「馬鹿だねえ」と「俺は知らねえよ」だけで持っていく。率直に言って凄すぎる。

全編にわたってコメディー。全員が失恋劇場の劇団員。

博はいい男。優しいけど言うことは言う。ど正論で返す刀もない。しかしそこには寅さんへの憧れとリスペクトがある。

寅次郎は究極のコミュ障だな。
「良い思いさせてあげようと思って」
いやそれはギャンブラーの考えだからw

自分の失敗を笑い話にして昇華してるラストシーンが良かった。
そう

そう