新・男はつらいよの作品情報・感想・評価

「新・男はつらいよ」に投稿された感想・評価

最近、すっかりサボっていた「寅さんマラソン」、再開しました。
今回は、第4作「新 男はつらいよ」。

競馬で大儲けした寅さん、当時(1970年頃)の100万円を奮発して、おいちゃん・おばちゃんをハワイ旅行に連れていくことに。
ところが、出発の朝に、旅行会社が代金を持ち逃げしたことが判明。(そんなことあるのか!?)
メンツ重視の寅さん、旅行に行ったフリして、おいちゃんたちと共に「くるま屋」で数日静かに居留守することに。
しかし、そこに泥棒(財津一郎!)が入って大騒動。結局、ご近所にバレる。
まるで、ドリフのコントを見ているようで、妙に懐かしい。このくだりが、映画の前半を占めます!

親切心がかえって「ありがた迷惑」ってなことで、おいちゃんと喧嘩した寅さんは、反省の旅に出たけど、1ヵ月後にはちゃっかり柴又に帰ってきます。

このとき、素直に「ただいま」と言えずに、「とら屋」の前を行ったり来たりする、という、後にシリーズ恒例の笑い場面、おそらく本作から始まったと思います。

後半、寅さんが留守の間にとら屋に下宿していた幼稚園の先生、春子さん(今回のマドンナ、栗原小巻)にすっかり一目惚れの寅さん。
浮き足立って、アホ全開です。

結局、春子先生にはごく普通に恋人がいた、ということで寅さん失恋。
傷心の旅に出る寅さんが、寝たふりしているおいちゃん・おばちゃんの背中に向かって、我が身の愚かさを語るシーンに、少しばかりの哀愁を感じます。

この頃の寅さん、今だったら、「空気読めない」「コミュ障」と言われそうなくらい破天荒&能天気っぷりだけど、一方でストレスは全くなさそうで自由な生き方を謳歌しているよう。うらやましい。やっぱり寅さんは元気で多少バカなほうが見ていて面白いです!
あと、春子先生の顔がたまに橋本マナミに似ているときがあって、よろしかったです。

「寅さんマラソン」次回に続く。
寅さん4作め。天才喜劇役者 渥美清をこの世に送り出し、山田洋次監督と渥美清を引き合わせた、『男はつらいよ』の生みの親、大プロデューサー小林俊一氏が監督した唯一の作品。

「山田洋次よ、これが寅さんだ!」とでも言いたげな、全てにおいてド迫力の、そして後に続くシリーズの指標となるべき作品。何かが違う。タコ社長も、おいちゃんも、おばちゃんも、町の住民たちも動きがよく、喜怒哀楽の迫力が違っている!

おいちゃんの、「バカだね、あいつはホントにバカだね」と「おりゃ、もう知らねえよ」が、もうそれだけで小気味いいほど面白い。こんなにおいちゃんがオモシロイとは。(^○^)

財津一郎と渥美清の掛け合いはもう神業。馬券騒動からハワイ、財津一郎登場あたりまでがノンストップの爆笑劇。

ネタがいっぱいつまっているような映画で、それらが絶妙の間で構成されている。周りの人々の寅さんに対する気の使い方が可笑しくてたまらない。寅さんが「とらや」に入るときなんて、実にいい。(笑)

難を言えば、脇役陣が良すぎて、マドンナ栗原小巻があまり印象に残らない。でも下宿代のくだりはよかった。爆笑。

マドンナとボートをこぐときの寅さんの表情や動きって、『殺人狂時代』のチャップリンにそっくりだな。

一つひとつのカットも、重要な瞬間は、わざと別のものを映して想像させたりと、最初から最後までニクいほどよくできていた。脱帽。

星野哲郎に作詞を依頼したり、この人がいなければ、あの歌も無かったんだと思うと、本当に有難い。小林俊一さま、「寅さん」をありがとう。m(__)m
GACKT

GACKTの感想・評価

3.6
48/48 全て見終えた

最後に山田洋次監督作でない二作のうち一作、寅さんのあたたかさにどことなく違いを感じた
shinnaoki

shinnaokiの感想・評価

3.5
育ててくれたおいちゃんおばちゃんを想う寅さん、うまくいかず喧嘩。その普遍的な良さ。
ハワイ旅行のエピソードが可笑しくての好編。栗原小巻の美しさには驚かされるが、彼女絡みの話自体は意外に膨らみ薄かったり、さくらがあまり出てこなかったり、注文つけるところはあるのだが、常連登場人物見てるだけで楽しいわな。‬
ミッチ

ミッチの感想・評価

4.1
虎屋に隠れて過ごすシーンは、シチュエーションコメディとしても最高だ。
おいちゃんあばちゃんに孝行したい、という寅さんの一面が見られてよかった。
寅さんなりにいろいろ考えてるんやな。うんうん。
romio

romioの感想・評価

3.0
シリーズ4作目。
今回は前後半の2部作だったが。
まあ前半の笑いが俺には合わなかった。
三谷幸喜のコメディを見ているようなイラつきを覚えた。
幸せになる時は、普通に幸せになってほしい!
幸せをおちょくって笑いに変えるのは本当に好かない。

そして、今回は、マジかと思ったが、寅さんにかなりムカついた。
毎回、毎回、こいつマジバカだなとは思わされていたが、正直今回はウザかった。
しかし、男はつらいよの良いところは、今回、俺には全然合わなかったが、それでも心にくるシーンがその中にいくつもあるところ。
ズルい!
向こうで泣いたり笑ったりしてるとこっちまで嬉しくなってしまう。
人と人の距離の近さがそのまま、この作品との距離間になっているようだ。
kaori

kaoriの感想・評価

4.0
ハワイに行ったフリして4日間とらやに引きこもる姿には笑える、、

おもしろいな〜

寅さんが失恋して旅に出る中での、あのおしゃべりが愉快で好きです。

御仏壇からネズミ、ほこりだらけで閉めっぱなしはナシでしょう!
さて。
毎月四日は勝手に寅さんデー。
48作。寅さんマラソン。略してトラソン(←略すなや!Σ(゚Д゚))も、そろそろ折り返し地点は過ぎた頃かな?と思ったら、まだ四作目でした。

『新・男はつらいよ』
寅さんThe Movieの第四作目。相変わらずの超速公開だったみたいで、とうとう今作は前作からひと月後。昭和45年(1970年)の2月だ。第一作目の三か月後に二作目。その二か月後に三作目。そのひと月後に本作…ってさぁ。俺ぁ映画製作やらの詳しいところは知らないけれどね?昭和の昔の大衆娯楽のそれ。

狂気のペースじゃないの?(;^ω^)

これ、フツーだったの? なんか毎回「凄い、凄い」言ってる気がするんだけど本作。撮影期間がハンパなく短いのか…これくらいったら失礼だけど、案外チャチャッと出来ちゃうもんなのかは俺なんかの知るところではないけどね?盆と正月の年二回ペースに落ち着くには、まだまだ時間がかかるんだろうか(;^ω^)

そんな『新・男はつらいよ』
前作に続き、山田洋次監督は無登板。ま、そうは言っても山田ファミリー。寅さんファミリーみたいな小林俊一監督の登場だ。寅さんファミリーと言うより、そもそも渥美清さんとの繋がりから山田監督への橋渡し。そして寅さん誕生。その後も製作サイドの一人としてその名を連ねるに至ってるからね。二作続く山田監督以外の作品。どんな事情があったんだろうか小林監督。今となっては貴重な持ち回りだな。

冒頭の寅さんドリーム。(なんか違うな)
寅さんが見る夢から幕を開ける展開も定着してない。いきなり全体の印象から話すと本作。やっぱり監督が変わると味が…な点は、前作も感じたんだけど今作。特にシリアスな場面の深みが寅さんテイストのそれじゃないのね。監督がフジテレビ局員だった頃。あろうことか短銃不法所持で逮捕、書類送検されるという野澤好みのアウトローな一面も多大に影響してるんだろうか?(爆)。(詳細は知らんけど)

ま、あとはね?徹頭徹尾に笑わせてくれる。一作目の破壊的リズムも凄かったけど今作。最初っからずーっと笑って笑って…笑いだしたら止まらない級なのは、ここまで四作中No.1じゃなかろうか?Σ(゚Д゚) ゆえに寅さんに限らずマドンナ事情の泣かせ具合ね。そのタッチが異質だった。

『新・男はつらいよ』
名古屋に就職した孫から一枚の葉書が祖母に配達される。どこぞの山奥の峠の茶屋番をする老婆だ。祖母を想い、初任給で電気アンカを買って送るからといった報せから始まる、すでに、じんわりと涙腺が緩む本作。勿論、むっくりと顔を出す寅さん。序盤から小ネタの応酬。イヤだよなぁ、こんなオッサンが近くに居たらの図々しさと、相も変わらずのドタバタ劇。安定・安心の滑り出しに早くも絶好調の予感(悪寒?)。

今回は寅さん。名古屋の競馬場で大穴を当てて柴又にタクシーで凱旋する。タクシー代が二万九千円(笑)。(※寅さん公式にいわく、当時の初乗り料金が100円(20円/450m)だそうだ・笑)

そんな当時で100万からの大金を得た寅さん。おいちゃん、おばちゃんに御恩返しでもとハワイ旅行をプレゼント。そうと決まれば、とらやを閉めて前祝いのドンチャン騒ぎと来たもんだ(毎度のド定番(;^ω^))。 そしてそこには恐ろしい落とし穴が待ち受けて、果てはおいちゃん夫婦と大喧嘩。ケンカ別れで飛び出す寅さん。

「二度とこの家の敷居は跨がねえよっ(泣)」

だけどひと月もすると舞い戻ってくる(;^ω^)
なんでこんなデジャ・ブがここまで面白おかしいのか。もう、開始早々から笑いっぱなしでこめかみが痛い。先述したけど本作。ちょっと重箱詰め込み過ぎやしないか?ってくらいギッチリな…なんだろう? 箸が転んでも可笑しくて仕方ないJKにでもなった気分だ。(何度も言うが、俺がJKになったらスーザンアントン子なので詳細は割愛する) 気分はJKだけど、寅さん観て笑ってるってことは、だいぶん俺もトシ喰ったってことだよな(;^ω^)テヘペロ

『新・男はつらいよ』
今回のマドンナは栗原小巻さんだ。聞いて驚くその御名前。よもやの本名なのね!Σ(゚Д゚) 俺はね?勿論、栗原さんじゃなくてもさ。もしも小巻さんなる名前の女子と出逢ったら、きっと惚れる。栗原小巻さんは、それくらい可愛い。なんで当時の美人女優さんは、揃いも揃ってハーフっぽく…いや、ハーフとも違う…異次元の美しさが炸裂しているかの如き、恐ろしい美貌なのか。理解に苦しむ。

そんな小巻さん扮する、近所の幼稚園の先生:春子さん。寅さんが居ない間に、とらやの二階に下宿してたって寸法だ。もちろん寅さん一目惚れ。毎度毎度の前のめり。ひとりよがりの暴走劇。挙句に撃沈するのもお約束と来たもんだ。春子さんが勤める先を「ルンビニー幼稚園」という。映画だからって何も「ルンビニー」は無かろうによ、と思ったら実在する幼稚園だった(;^ω^)

柴又帝釈天付属ルンビニー幼稚園

今年で創立65周年を迎える歴史ある幼稚園だ。どこで歩みを誤ったのか。俺もルンビニー幼稚園辺りから人生をやり直したくなった。ちなみに“ルンビニー”とは、ニッポンから遠くネパールは南部タライ平原にある村の名前。かのお釈迦様が生まれたとされる地。仏教八大聖地のひとつだそうだ(残りの七つは興味があったら調べてくらさい)。よもや寅さんを観て、かの地に想いを馳せることになろうとは…なんてタメになる映画なんだ『男はつらいよ』は。南無阿弥陀仏×10…
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図らずも、お釈迦様のありがたいお話が出たところで…ってわけじゃないけどね。昨日『グッド・タイム』を観た帰り。渥美さんが眠るお墓に初めて足を運んでみた。フライング月命日。シネマート新宿から歩いて10分。15分くらいだったかな? 市ヶ谷の源慶寺ってお寺さん。何やら「思案橋事件」なる騒動で処刑された会津藩士のお墓もあるそうだが知らなかった(;^ω^)

陽も傾き始める頃でね。誰も居なかった。靖国通り沿いにして、周囲は高層マンションか商業ビルだよね。東京都心。お寺さんの敷地も小っさくてさ。端から順に歩いてみた。渥美さんのお墓。ひっそりと、何も飾らず周囲に溶け込む造り。田所家之墓。本名である「田所康雄」の名でね。戒名も無し。戒名を付けないってのは凄いことだよね、実はね。

眠ってるのは渥美さんだけじゃないんだけど…渥美さんだけね、刻まれた文字の“白”が一際に鮮やかでさ。没後二十年。どなたかが磨いてるのかな?なんてくらいに綺麗だった。背にする壁の向こう。すぐ隣はマンション。見上げるその異質感がまた東京だよなぁ…なんて耽ってしまった。

わたしのお墓の前で 泣かないでください
そこにわたしはいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって…

この曲が流行ってた当時さ。
ラブホでプレイ中に有線から流れてきたのよ。我慢して続行してたんだけど、結局最後は盛り下がっちゃってさ。そんなことを思い出したなぁ…。男ってつらいよね。あ、でもカノジョもシラケるって言ってましたから。(←なんでやねん!Σ(゚Д゚))

渥美さん、不謹慎でごめんなさい。
合掌(-人-)
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