やっと見ることが出来た。80年代の角川映画に疲れていたせいか、こんな映画も作れるんだね...と驚かされた。
岡田茉莉子の息子が甘ったれすぎて腹が立ったけど、最後にはそれでも彼女の生きがいだったんだなぁと感じさせられた。
途中までは最初に書いているように面白い!さすが松山善三脚本だ、と思ったけど、息子が逃げ、撃たれるあたりからグダグダ感というか、まとまりがなくなってきた。
物語の誰かが言ってくれるだろうと期待していたものの、「キスミー」は彼が母親に言いたかったことじゃないのだろうか?お母さん、キスミー。そして僕を愛してくれ。
それは彼が母親に何度も、僕が嫌いかい?憎いかい?と尋ねていたことからも、明白なことだ。
警察め、キリズミなんてつまらない言葉に変換してくれるな、と思っちゃったんだけど。