かめのさんの映画レビュー・感想・評価

かめの

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女ざかり(1994年製作の映画)

2.8


丸谷才一の小説を読んで、すぐさま鑑賞。原作よりも、老いとエロスに焦点を置いている印象を持った。浦野や豊崎をはじめ、男性陣が想像よりも「老い」ていて、それが強調されると正直こんなに気持ちが悪いものかと
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.8


ジャケット写真、題名からほんわかした話なんだろうなとワクワクしてたんだけど、子供二人で生活できるようになる“理由”が何だか寂しかった。子どもながらに、お互い自分を一番必要としてくれているのは、アンネ
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.3


先が読めたけど、とりあえず観た。

ルイが先生を通して手紙を書いたり、殺害の経緯を告白したりする理由が最後明かされず、結局何故ルイと先生が通信しあったのか、よく分からなかった。ただ共振しあっただけ?
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.3


三谷作品はこれまでいくつも途中で挫折してきたのだけど、佐藤浩市のナイフ舐めという噂に釣られて観た。やっぱり俳優さんの演技が舞台っぽい(そこが一番苦手ポイント)けど、阿呆らしくてでも面白くて、ここ数年
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マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

4.5


ここ最近みたアニメのなかで断トツ好きだった。

空想好きの女の子。香水をつけて、色とりどりの色鉛筆を持ったお嬢様。「羨ましい」、「理解して」、「そうなの」、子どもの時の気持ちが全部蘇ってきて、どのシ
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.6


徳川夢声をモデルにした先輩弁士が登場するという話を事前に聞いていたから、主人公の語りはやっぱり知識人に愛された「語りすぎない語り」なのかと思いきや、まさかの…。いや、当時本当にああいう弁士がいたこと
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屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

3.4


前評判や予告では、資産家の主人が屋根裏部屋に住むメイドたちと交流していくなかで、本当の幸せを見つけていく…みたいな話だったけど、あれ、何か違うね。主人はマリアに下心があって、その親しみから勘違いをし
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BU・SU(1987年製作の映画)

4.6


市川監督は『東京兄妹』しか観たことがないけど、素朴な少女が好きなのかなぁという印象(銀色夏生の詩集を持っていそう)。もちろん私も好きです富田靖子可愛い。

最近はドキュメンタリー風の映画が多いから、
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

-


わんちゃんが野生を取り戻すシーンとわんちゃんが追いかけてくるシーンしか好きなところないんだけど、どういうことか。

でも、訳もなく「数学者」という響きに惹かれるのは私だけじゃないはず。

息子の部屋(2001年製作の映画)

4.2


あぁ、ジャケット写真のシーンはどこだったのだろうと思っていたら、そうか…そうあって欲しかった「過去」だったのか。

ガンの宣告を受けるショックで呼び出した患者が息子を殺したわけじゃない。だけど、行き
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

2.9


普段なら観ないジャンル・時代の映画だが、今回はBSで放送していたので、「もう何回も観た」と言う母と鑑賞。

母がアランの父親がジャングルから来た乱暴者と同じ俳優さんと教えてくれ、気になったので調べた
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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.3


幼少期、評論社から出版されているロアルド・ダールコレクションが愛読書で、本映画の原作BFGもその一つだった。スピルバーグは得意ではない方なので、警戒してはいたが、序盤あたり、BFGがふわりふわりと巨
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

4.0


序盤からもっくんが変な髪して変な踊りして歌ってるけど、こういう作風大好きです。

和尚さんが放屁の説法してる時、「え、好き」と思ったんだけど、あの時は白けた顔じゃなくて、拍手喝采で終わってほしかった
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.9


報われない。
でもいったい誰が彼らを救えるというのだろう?政府、役人、隣人…。悲しいことに、誰かを守るための法律が別の誰かを苦しめるはめになるという連鎖は止められないんじゃないか。

絶望したダニエ
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アンナ(1966年製作の映画)

3.1


好きだけど、中身スカスカだよって眠くなる。アンナカリーナさえいれば、この世は楽しく生きられるって気分にさせられるし、「カラーやや初期でアンナのファンデーションを塗り過ぎなのがデジタルリマスターで目立
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帰って来た若旦那(1955年製作の映画)

3.6


軽快なラブコメ。

この作品の清川虹子って、全盛期の京マチ子のお母さんかってくらいに話し方や雰囲気が似てる気がする。

腕をさすってあげる鶴田浩二が素敵だった。

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

4.8


好きだーーー!

沖田監督作品を一つも観たことのない頃、幅広い題材を扱っていて作家性よりも商業的、職人的監督のような印象を持っていたけど、やっぱり全体に通底する優しさ、温かさは沖田作品独自のもの。そ
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明日へのチケット(2005年製作の映画)

3.5


意外とFilmmarksではいまいちな評価が多いんですかね?私はオルミ監督とキアロスタミ監督までは大分盛り上がっていた。孫想いでロマンチストなおじいちゃんの決断は誰もが出来たのにしなかったこと。マダ
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ときめきに死す(1984年製作の映画)

3.2


食欲がない時に見て、元気出たから、ラストあたりでお昼ご飯食べ始めたんだ。きっっっも。また食欲失ったさよなら。

まあ簡潔にいえばそういう話なんだけど、途中二人で過ごしてるあたりが一番面白かった。静か
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

-


インド映画はやっぱり歌が最高!
劇伴や歌もそうだけど、インド映画には映画の原初的な喜びが感じられる。

私自身が男子グループ独特の下ネタが苦手なので、途中若干怪しかったが、全体としては太陽みたいな明
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.8


好きな雰囲気はある。絵も好き。足がつったら、ほっといて。でも途中、すやすやしてしまうのは仕方ないよね。それが許されるような物語だった。

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.0


誰もが「運命」に翻弄されて、苦しんでいる。それでもアンナはどんなに苦しくても、義理の両親への愛を忘れないことに胸が痛む。

アドリアンは戦争中、大きな罪を犯し、その罪に苦しむが、時は少しずつ人を癒や
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.4


冒頭から既視感があったが、そういえば高校時代に見て、途中で観るのをやめた作品だった。

今回は沖田監督につられて観た。80年代の雰囲気がベタなんだけど、まぁそれが80年代か、と感じさせる楽しさ。最初
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ヒンディー・ミディアム(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます


予告編が面白かったので、本編は期待しすぎたかなという印象。旦那さんの演技がいまいち入ってこなくて、奥さんとの掛け合いが笑えなかった。

良い小学校に入らなければ良い大学には入れず、また良い会社にも入
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恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.5


話の作り方が上手くて、どんどん引き込まれていった。面白い。

平凡ではないのだけど、世界のどこかにいるだろう家族の人生を覗き見したような。

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

2.4


様々な国籍の生徒たちなんだけど、本質的なところは普遍的な問題をはらんでいる作品。

この年頃の生徒たちはあー言えばこう言うの代表みたいなもので、手のつけようがない。だから誰しも対処の方法など思いつ
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真実(2019年製作の映画)

3.3


丁寧かつ、そつの無い作品で、親子の愛憎混じった感情が上手く描かれているんだけど、最後まで面白いとは感じなかった。

娘(ビノシュ)は母(ドヌーブ)を許せない。しかし、許せないからこそ母を意識せざるを
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

5.0


笑顔になりすぎて顔の筋肉が痛いし、つけまが取れないか心配なほど泣いた。こらえ過ぎて、むしろ後ろから見たら肩が揺れて笑ってる人みたいだったかも。

感情を揺さぶる技法全てを盛り込んだエンターテインメン
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0


元々小説を読んでいたので、最初はあまりにも主人公と松岡さんがぴったりで不安だった。序盤、良香が家の中で脱力するシーン(変だけど温かい靴下を履いたり、音楽を聞きながら洗い物をしたりするあたり)とかは「
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.9


カズオ・イシグロの小説がなんとなく苦手で(本人は好き)、NHKで録画したまま観ていなかった作品。一分たりとも無駄なく、素晴らしかった。

スティーヴンスの生きる基準が執事として正しいか、あるべき姿で
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.8


素敵だった。初めからお互いに恋愛対象とは見ていなくて、何か特別なことがあるわけじゃないけど、次第に惹かれあっていく。

婚約者に浮気され、婚約破棄となった裕福な青年アシュビンを励まそうとするラトナの
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.1


サンドラは恐らく体調が回復したからではなく、家賃を払うため、家族のために復職を願っている。だから、彼女は夫や同僚の友人に促され、病んだ心のまま、戦い続ける。

サンドラの気持ちが痛いほどわかる私には
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