かめのさんの映画レビュー・感想・評価

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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

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劇場で予告編を観て、絶対観ないと!と涙目で決心したあの時が一番盛り上がっていたかも。

海外アニメは得てして予想外の展開にいくものだが、本作は良くも悪くも想像を超えた。

こういっちゃなんだけども、
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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死の気配がまとわりついて離れない。
ベランダでタバコを吸う父親の後ろ姿を撮り続けるカットから既に、悲しい未来を予感させる。

心を落ち着かせようとする太極拳。
誕生日の祝いに対して、心から喜べない。
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パピヨンの贈りもの(2002年製作の映画)

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あまり知られていない良作。

ジュリアンの短くない人生のなかで感じてきたことがエルザに、そしてエルザの母へ流れていく。その工程があくまでも生活の一部にある台詞として成立していて、決して押し付けがまし
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白と黒(1963年製作の映画)

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ミステリー好きにはたまらない?どんでん返しの結末とは、まさにこのこと。途中まで面白くないな〜と思っていたが、畳み掛けるラストに思わず膝を打った。

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

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ゴダールと政治について、何度も色んな資料を読んだり、観たりするんだけれど、よく分からない。
彼の政治的作品のみを評価している人はいるんだろうか。それとも、ゴダールであることとイコールなのだろうか。
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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

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アニメーションにしたら、不思議じゃなくなっちゃった。

私生活 4Kレストア版(1962年製作の映画)

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テーマ的にはどれだけでも面白く撮れそうなのに、表面だけなでて、繰り返して、という内容で、最後は彼女だけでなく、我々観客も解放されたという感じ。

マルチェロ・マストロヤンニとべべに救われている映画だ
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田舎の日曜日(1984年製作の映画)

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不思議なカットが多く、まるで記憶や夢の断片を見せられているような......。

ゆっくりと、波のように感情が揺さぶられ、何も起きない日常に何故か釘付けになってしまう。

死ぬまでに、ぜひとも映画館
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可愛い悪魔(1958年製作の映画)

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ヒッ最高……。
冒頭下手すぎて、BB可愛や娯楽映画かと思ったが、ギャバンが顔を見せてから流れが変わる。

終盤スキーウェアを買いに行ったショップで、窓の外を警戒しているのかと思いきや、鏡で自分たちを
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動脈列島(1975年製作の映画)

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硬派、男のロマン、といえば聞こえが良いが、エンタメ性に欠けていて、正直面白くない。

そして、この手の作品として「ハラハラしない」っていうのは致命的じゃないか。

TAR/ター(2022年製作の映画)

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あっという間に終わってしまった。
序盤から、ターのセリフが女性言葉で翻訳されていなかったので、時代かと思いきや、むしろ彼女の「男性性」を強調するように「〜だ」などの強い表現がとられていたことに翻訳の
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いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜(2012年製作の映画)

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夫であった人との関係は、何か資料として残っていたということだろうか?それとも、人づて?

本人にとっては思い出したくない、辛い記憶だっただろうに、没後掘り返されるなんてどれだけ嫌な気持ちがするだろう
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

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序盤数分で三つ子が登場したあたりから大変失礼ながら「もしかして中身薄めなオシャレ系映画?!」と警戒したが、最後までみたらとてもハッピーで素晴らしい作品だった。

トミーを取られたくない一心で、トミー
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関心領域(2023年製作の映画)

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気付かない、気づこうともしない、という類の「無関心」ではなく、気づいていないわけではないのに関心を持たない、という点が恐ろしくてたまらなかった。

イースター・パレード(1948年製作の映画)

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アステアってこんなに素晴らしかったんだ!ミュージカルの面白さを改めて実感できた作品。

透明人間現る(1949年製作の映画)

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映画作品としては、とにかくリズムがないのが欠点。大映の悪いところが出ている。

原爆の影響だろうが、戦後数十年の日本ではこうした「科学進歩への不信感」を描いた作品が多いように感じる。結局、いくら科学
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グッバイ・ママ(1991年製作の映画)

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意外と良いやん……!
曲の使い方が上手いし、終わりまで綺麗にまとまってる。悪い言い方すればMVっぽいんだけど、それをちゃんと作品に仕上げるところは流石。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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一度完成させた映画の上映を途中で止めるって……。
終盤あたりから恥ずかしくて見ていられなかった。何でこうなっちゃった?

落ちた偶像(1948年製作の映画)

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子どもは、大人のように「姑息さ」を上手く使いこなせない。だから、隠し事もバレてしまうし、下手な嘘をつこうとする。

そもそも、嘘をつかせるようなことをするから、こんな目に合うんだぞ、と言ってやりたい
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

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彼らの「遊び」を不謹慎だとか、残酷だというなら、戦争はいったい何なのだ?あれほど愚かなことはない。

ハッピーエンドなど期待していなかったけれど、当時はポーレットのような子どもがたくさんいたのだろう
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

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もう頑張ってます、という言葉に胸が締め付けられた。

火祭り(2006年製作の映画)

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何でもない(ような)カットを丁寧に重ねて、突然ドキッと胸を突いてくる感覚、既にアスガー・ファルハディ監督作品が出来上がっている。

妄想なのか、真実なのか。そこに焦点が置かれすぎてないのも良い。ただ
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

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会員デーに合わせて映画館へ行くと、いつもより混んでいて、はてと思っていたら終戦の日だった。そんなことも考えず、この映画を観に行こうとしていた自分の能天気さに呆れるが......。

さらに恐ろしいの
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クレオの夏休み(2023年製作の映画)

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2024年の今、こんな素朴な作品が撮られることに驚きつつ、とても嬉しかった。あぁ映画ってこういうものなんだよ、と思い起こさせてくれる。

途中と終わりに入るニルダ・フェルナンデスの歌も良かった。リピ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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ずっと観たいと思っていたら、偶然午前10時の映画祭で上映されると知って歓喜。

観ていなかったのは、ロードムービーという情報にやや尻込みしていたからだけど、ヴィム・ヴェンダース監督だから面白いよね?
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

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ベニーが暴れるのを初めて見た日、運ばれていくベニーを見つめ続けたミヒャの眼差しを忘れられない。

彼女が暴れるのは、心の叫びなのだ。誰もが彼女を助けてあげたいと思いつつ、結局手に負えないことを思い知
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

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うーむ。美しい。
けれど、それだけでなかなか物語が進まないので、正直飽きてくる。

それにしても、特典でもらったポストカードの画質、荒くない?