ニール

乱のニールのレビュー・感想・評価

(1985年製作の映画)
4.0
シェイクスピアの「リア王」を題材に舞台を戦国時代に移して描いた作品。

終始不気味な雰囲気漂う中、合戦シーンでそれが最高潮に達する。

多くの戦国ものや戦争映画の激しさこそあまりないものの、人間が大勢いるはずなのに人間味があまり感じられないのが逆に印象的。

時代劇でよく聞く城主への「お覚悟を!」にこれほどの重みを感じた作品は初めて。

少し前にみた「戦国自衛隊」の合戦シーンに似た空気感を感じたが、戦国自衛隊側が影響を受けていてもおかしくなさそうだ。
ニール

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