冒頭のイタリア語の歌にインスパイアされた作品なのだろうか、それとも合う曲を選んだのか
登場人物はほとんど2人
テーマは夫婦の倦怠期
ハリウッド映画のようにバトルになるのではなく、会話が少し哲学的だったり深かったり。
性格も体力も違う他人が家庭を作るのは本当に難しいことだ
見せ方が面白く監督のセンスの良さを感じた

#166 ポーランド映画祭2025

倦怠期カップルが、“愛の再発見”のために、かなり無理な旅に出る、ロードムービー。
面白いような、つまらないような、わかるような、わからないような、奇妙な映画だった。
海沿いの風景は、美しい。

ポーランド映画祭にて。

倦怠期のカップル、ヴァンダはもう別れたい、ヤンはやり直したい。そんな二人がカップルとして関係を続けられるか、バルト海沿いをひたすら歩く旅に出る。

ある意味カップルセラピー、もしくは最後のお試しみたいな映画だった。
二人が最後までやり遂げることができたら、二人でずっと一緒にいようじゃないかというやつ。
別れたいヴァンダはすぐに去ることもできたはずなので、旅を続けている時点で関係修復の可能性はあるし、もしかしたら本当の愛を確かめられるかもしれない。

そんなことを考えつつ見ていたが、あんな極寒の強風ビュービューで雨交じりの海岸、ただでさえキツい。でもなんだかんだでふたりで続いてる。些細なことであれこれイヤミいったりしてたけど。
この些細な小言の言い合いが絶妙にリアルで、別れようか迷ってる状態、なんとか修復したいけどイマイチうまくいかないカップルによく見かける光景だった。

結局これでよかったのかは当事者にしかわからない😅