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狼よさらばのKUBOのレビュー・感想・評価

狼よさらば(1974年製作の映画)
3.8
「デス・ウィッシュ」前に、本家「DEATH WISH」である「狼よさらば」を鑑賞。

チャールズ・ブロンソンを見ると「う〜ん、マンダム」としか言いようがないな(^^)

ジャズをメインにした劇伴がカッコいい。チャールズ・ブロンソンは強盗に妻を殺されたというのに、冷静沈着で渋〜い。

頻発する強盗シーンは、ほぼ地下鉄。確かにこの頃のニューヨークの地下鉄は危ないから乗るなって言われてたな。

「ここは銃社会だ。ここでは夜中に街や公園を歩けるぞ。強盗やったら逆に撃たれるからな」ツーソンの友人から送られた一丁の「拳銃」が男を変える。

夜の闇に紛れて悪を討つダークヒーロー。これは「バットマン」だな。警察との追いつ追われつは「デスノート」っぽくもある。

意味深なラストは、自衛のための銃社会アメリカを肯定しているのか? 私刑を肯定するようで実は銃社会への大いなる皮肉なのか? どちらにしても、ただのガンアクションだけじゃない、問題提起を含んだ名作だ。

さて、44年経って作られたリメイクは、どんな出来かな? 新作レヴューは明日。
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