天津飯

幸せのレシピの天津飯のネタバレレビュー・内容・結末

幸せのレシピ(2007年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

突然フード系の映画が見たくなって探していたら見つけた作品。

料理シーン目当てで鑑賞を始めたものの、最終的にはしっかり見入ってしまいました。

内容は基本的に王道のラブストーリーだと思いますが、普段あまり見ないジャンルなので私は新鮮な気持ちで楽しめました。

高級料理店お抱えのシェフという立場にプライドと誇りを持って働く仕事人のケイト。
料理のことだけを考え、料理にだけ向き合ってきたのであろうことが言葉や行動の端々から読み取れます。
そんな彼女がゾーイと暮らすようになり、“人”に向き合えるようになっていく様が丁寧に描かれています。
ただし、人と向き合ったとして、それでも譲れないものがあるなら、譲らなくていい居場所を自分で作る。とっても難しいことですが、ケイトはそれを実現しただけでなく、ニックの夢も、厨房で皆と一緒にいたいゾーイの希望も叶えてしまったんだから最高にかっこいいですよね。

心のまま、何も諦めずときめきを追い掛ける生き方の魅力が詰まった作品。

現実はもっと厳しいことばかりですが、少しでもこんな風に生きられたらと思える映画でした。
天津飯

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