このレビューはネタバレを含みます
良くも悪くもこの監督の作るものを理解できた試しがないのですが、この作品は他タイトルと比べて比較的わかりやす………くはないけれど象徴的な要素が多いように感じました。
母の許しがないと自由にも、幸福にも、不幸にもなれない。
最終的には自分が死んでも(自由になっても)許される理由を探しているようにも見えましたね。
母親への罪悪感と自分自身への罪悪感。
これらが常に彼の中で拮抗してきたことを思うとどうしようもない気持ちになります。
話としては分からない部分も多々ありましたが、全体的な雰囲気は暗さというよりは「……!?笑」って感じのコミカルさがじわじわ続くので、あまり飽きずに観られました。