たくや

ハチ公物語のたくやのレビュー・感想・評価

ハチ公物語(1987年製作の映画)
4.2
主人の帰りを渋谷駅で待つハチが利口で健気な姿に感動した。秋田犬のハチが可愛いと言うことよりも、大学の先生の主人が亡くなってからが、見ていてとても辛い。犬や猫の命は尊いはずなんだが、世話をするものがいなくなれば、終盤のようなハチの姿になってしまうことにやるせない気分になった。今も昔も同じなんだろうかと自問自答せずにはいられなかった。
ハチが霊柩車を追いかけるシーンが印象に残った。そしてハチの最期に涙。あまりに無情で静かな旅立ちに涙なしでは語れない昭和の名作だった。
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