前作と比べればリアルさよりもコメディ色を強めた感じがある。地上げ屋と宗教法人の悪質極まりない奴らに対してマルサの立場から捜査していくが、前半はほとんどマルサと関係ない暴力紛いの嫌がらせと宗教を語って暴利を得る業者しか描かれていない。内偵調査していると思えないほど国税側についてのシーンが少ない。
後半からマルサの強制捜査が始まるが、急に始まった感がある。
公開当時の社会の問題点を描いていて今でも悪質業者がいるので、公開された価値はあると思うが、前作から１年も経たないうちの公開なだけに中身が練られた作品とは思えない。
