村上パルキ

シークレット ウインドウの村上パルキのレビュー・感想・評価

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)
3.8
これは面白かった。想像の上を行く結末。前半から中盤にかけては若干退屈も、後半怒涛のようにストーリーが動き出す…

途中黒幕が誰かを色々予想してみる。しかしどれも見事に裏切られた。まさにスティーヴンキング節。過去見てきたシャイニング、ミスト、1922、インザトールグラスと言ったキング原作作品と同様、後半の畳み掛ける展開は圧巻だった。

スティーヴンキング作品って、ネズミがちょいちょい出てくる印象。本作でも要所要所でネズミが登場する。何かのモチーフなんだろう。

そして映像の"乾いてる感"が半端ない。肥沃な土地アメリカ。森、湖、そして主人公が住んでる場所も結構田舎。広大な土地の様子はおどろおどろしい音楽と共に映像に迫力を与えている。

フィルマークの平均スコア評価があまり高く無い。なので期待して無かった。しかし、良い方で期待を裏切られた。面白かった。凄くハマった作品。

昨年後半以降、ヒューマンドラマ映画にやや傾倒していた。しかし、やっぱりミステリー映画って面白いと改めて思えた。今後ミステリー映画鑑賞の比重を増やしていきたい。
村上パルキ

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