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麻雀放浪記 4Kデジタル修復版
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麻雀放浪記 4Kデジタル修復版の作品紹介

麻雀放浪記 4Kデジタル修復版のあらすじ

敗戦直後の上野。哲也(真田広之)、のちに"坊や哲"の異名をとる男のギャンブラー人生が始まった。その世界で名の通った男・ドサ健、その女まゆみ、米兵相手の秘密カジノのママ、魔術師的な打ち手・出目徳ら個性的な人々との出会いを通して、彼は人生を学んでいく。

麻雀放浪記 4Kデジタル修復版の監督

和田誠

原題
製作年
1984年
製作国・地域
日本
上映時間
109分
ジャンル
ドラマ

『麻雀放浪記 4Kデジタル修復版』に投稿された感想・評価

4.0
角川映画祭で『麻雀放浪記』4K修復版を鑑賞。この映画を観るのは3回目。個人的に麻雀はやらないがとても面白く観られる。4K修復版だったが劇的なリマスター感はそれ程感じなかった。

=====以下ネタバレあり======

とにかく出てくる登場人物全員が狂っていて(笑)戦後間もない日本の無法状態のヤバさと、ギャンブルに取り憑かれた人々の異常性が入り混じり独特の世界を感じる事が出来る。まゆみ(大竹しのぶ)のドサ健(鹿賀丈史)への想いもある意味狂気的…。

脚本は監督の和田誠と澤井信一郎が共同で書いているが、セリフが本当にいい。印象的なセリフが連発していてこの映画の世界にグイグイ引き込まれていく。真田広之、鹿賀丈史、大竹しのぶ、加賀まりこ、名古屋章、加藤健一、高品格、それぞれにいいセリフが当てられていて、そのキャラクターが本当に魅力的に見える。特に出目徳を演じた高品格はハマりまくりで凄い演技をみせている。

1984年作品でありながらのモノクロ撮影、オープニングのミニチュア移動撮影、スクリーンプロセス撮影(勝鬨橋)、卓を囲んだ円形移動撮影、牌の超クローズアップ移動撮影など映画ファンならニンマリする画があり見応えがある。撮影は名作「泥の河」の安藤庄平。

ラストの出目徳が家の前の土手から転げ落とされるシーンは強烈な印象を残す。さっきまで生きていた人間がモノとして泥水に沈められる姿、飛び散る水の大きな音があまりに映画的で和田誠の演出の巧さを感じる。

麻雀ではなく実は人間ドラマの映画。

関係ないけど、角川映画祭で麻雀放浪記や市川崑の大映作品を上映するなら「蒲田行進曲」「ねらわれた学園」「ボビーに首ったけ」もマストでやって欲しかった。
角川シネマにて42年ぶりスクリーン鑑賞

これはたまらなく面白い
若き日の真田広之さん、ドサ健、女衒の達、出目徳、虎さん、実に個性豊かでアクが強い

初々しい大竹しのぶさん、妖艶な加賀まりこさんらも魅力たっぷりだ

脚本が見事でテンポ良く話が進む
敗戦直後、博打でのし上がって行く展開はワクワクする
こういうワクワク感が昨今の映画は薄い

『お前たちに出来るのは長生きだけだ!』、『四暗刻単騎か、キツいなオッサン』鹿賀丈史さんのセリフが素晴らしく、公開当時を思い出す

のし上がってやる、生き抜いてやる、人を踏み台にしても騙しても泣かしても勝ちへの執念がギラギラ伝わって来る、博打でしか生きられないアウトローたちが熱い
角川映画祭にて。最後はMMFR風に言えば、「よく死んだ!」。どう生きるか、そしてどう死ぬのかについて考えざるを得ない。刹那に文字通り全てを賭けられる彼らが私は羨ましい。