2010/9/22鑑賞(鑑賞メーターより転載)
個人的にも好きなラフマニノフの伝記映画ということで期待して観たら...アメリカ移住後曲が書けなくなってしまった苦悩を、幼少期からの記憶を散りばめつつ描くという構成だが、その構成がばらばら過ぎてよく理解できない。また、芸術家の伝記ならば人生とともにその作品を十二分に味わえると期待したこちらを嘲笑するかのように少ない演奏シーン。一番主軸にしている「書けない苦しみ」の本質も見えず、結局のところは馬鹿でかい男が背を丸めてうんうん唸っているのを1時間半見せられ続けた感じ。彼同様、観ているこちらも辛かった。
