世に「ハードボイルド」という分野を確立したと言われているアメリカの推理小説作家ダシール・ハメットの代表作で、その魅力的な主人公探偵サム・スペードの物語だ。主役はこのサム・スペードを演じ、自分のスタイルを確立したハンフリー・ボガード。ボギーだ。
ダシール・ハメットファンならたまらない作品なのだろう。きっと。その雰囲気はわかる気がする。
私は探偵ものの映画は大好きなのだが、どうしたわけか小説はほとんど読んだことがない。というか興味がない。映画なら面白い派だ。もちろんこの作品も未読だ。
このところどうした訳かこの時代のフィルム・ノアールが観たくなって、代表作と言われる作品は全部見てしまおうと思っている。それでこの作品も観ることにしたのだ。
それで映画はどうだったのか?
寝てしまった。
私は映画を観てる途中、寝込むことはないのだが、この映画は寝てしまった🙇
ハンフリーボガードが、あの雰囲気を掴みかけてはいるのだが、見たこともない実に変な、気持ちの悪い彼の笑い方にびっくりして、これがとにかく似合わず、彼はまだ自分がどんなスタイルを演じればいいのかわかってないようだと思い、なんともアンバランスな気がしていた。そんなことを思って観ていたら、なかなかストーリーに没入できなくて、途中でついに寝てしまった。
結局そのまま、最後まで楽しめなかった。 残念だ。
しかし原因は彼だけにあるのではない。
悪女ブリジット役は当時のハリウッドきってのスキャンダル女優メアリー・アスターなのだそうだが、私にはただのおばさんにしか見えなくて、全く魅力を感じず、これが睡魔の原因になってしまった😅
結局男は女次第なのだ。
これは不謹慎な言葉だな。🤭