カタクルァ

ゴッドファーザーのカタクルァのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

もはや古典の域である。
当時のアメリカでのイタリアンマフィアの生き方をとても象徴的に表現している。

シチリアのシーンでは、イタリアの田舎行きたい!と思うような何とも言えない情緒的な風景が印象的である。

個人的に印象に残っているのがパーティのシーン。家族やファミリーたちが親交を深めながら、ムーディーな歌謡や伝統曲に乗せて踊っている。

当時イタリア人はおそらくある程度見下された扱いをされていたのは映画からも読み取れるが、ある意味マイノリティの人たちの癒しの場があのパーティだったのかもしれない。

また日本では文化として社交の場やパーティがないので(結婚式と葬式くらい?)あのような光景は羨ましい。

ティッシュを詰めてヴィトーを演じたマーロンブランド、そして途中から覚悟を元に全くと言っていいほど人が変わるアルパチーノの演技は素晴らしいものである。