カタクルァ

バビロンのカタクルァのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画の歴史を映像を使用してうまく表現していた。

無声映画とトーキー以降の有声映画、
白黒映画とカラー映画以降を適宜映像として取り入れ印象的なシーンが多かった。

またジョンギルバートを元ネタとし、一世風靡したスーパースターな落ちぶれを見事に描いていた。栄光は儚いものである。

近年映画や地上波でも過激な表現は少なくなっており、昔なら映画で見れていた裸体や生々しいシーンも見れなくなっている。
このBabylonでは男女ともに裸をさらし、目を当てるのが恥ずかしくなるようなシーンが複数あった。賛否はあると思うが、表現の自由が徐々に抑圧される中、映画好きとしてはこういったシーンは嬉しく賞賛すべきだと思った。

そして何より素晴らしかったのが、マーゴットロビー。白黒のシーンで涙を流す彼女を見た瞬間、この人はスーパースターだと確信した。