Violet

ゴッドファーザーのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっとウォッチリストに入れていたものの、長尺とマフィアものというところに怖気付きずっと鑑賞できておりませんでした…!

これは見始めたらPART IIIまで止まらなくなりますね。

マフィアがベースなのでもちろん人はたくさん殺されるし、痛いシーンもあるし、手に汗握るシーンは盛りだくさんではありますが、この映画を見てわたしが1番腑に落ちるキーワードは『ファミリー』でした。

特にマーロン・ブランド演じるビトーの家族の幸せを願う生き様が印象的。
また、ビトーが孫と戯れるシーンでは裏社会のドンの仮面が剥がれ落ち、穏やかな表情を見せてくれたのもとてもよかった。

とにかくマーロン・ブランドの圧倒的な存在感とアル・パチーノの豹変ぶりよ!あの映画の冒頭からビトーの醸し出す圧倒的なオーラに画面越しでもビリビリしてしまったし、マイケルなんて映画の最初と最後では全く別人に見えた!!

そして哀愁漂うテーマ曲がなんとも良い。
あの音楽を思い出すと、ファミリー、裏切り、裏社会、喪失等のさまざまな本作の要素が頭をよぎり、そして最後に目の前で書斎の扉を閉められたケイの姿がフラッシュバックし、なんとも切ない余韻を残す。
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